井原町いばらちょうの秋祭あきまつりは、別名べつめいを「鬼おにまつり」と呼よばれ、御神幸ごしんこうの先払いさきばらいとして着飾きかざった大鬼おおおに・小鬼こおにたちが町まちをかっ歩ぽする姿すがたは、まことにきらびやかです。
　「鬼おにまつり」の由来ゆらいとしては、従前じゅうぜんは、各地区かくちくで御神幸ごしんこうが行おこなわれていましたが、文政ぶんせい５年ねん（１８２２年ねん）から毎年まいとし行おこなわれることとなった記録きろくが残のこっています。 戦後せんご、鬼おにの出場者しゅつじょうしゃが次第しだいに減少げんしょうしていきましたが、平成へいせいに入はいり、井原公民館いばらこうみんかんを中心ちゅうしんに各種団体かくしゅだんたいが協力きょうりょくして、鬼おにまつりパレードと交通安全推進啓発こうつうあんぜんすいしんけいはつパレードを一体いったいとして実施じっしするようになり、盛大せいだいに行おこなわれるようになりました。
　まつり当日とうじつは近隣きんりんから多おおくの写真愛好家しゃしんあいこうかが訪おとずれ、シャッターチャンスを狙ねらっています。