「べちゃ祭まつり」とは、永禄えいろく元年がんねん（１５５８年ねん）から続つづくと伝つたえられる祭まつりです。土曜どよう夜よるの前夜祭ぜんやさいでは、３台だいの千歳楽せんざいらくが塩生神社しおなすじんじゃに集あつまり、にぎやかで勇壮ゆうそうな宮入みやいりを行おこないます。
　「べちゃ」とは、地元じもとの言葉ことばで“おだてる”という意味いみがあり、「べちゃ祭まつり」では、通称つうしょう「べちゃ」と呼よばれる天狗てんぐのような鼻高面はなだかめんが、笹ささを持もって子こどもたちをはたき、悪霊あくりょうを追おい払はらい、無病息災むびょうそくさいを願ねがいます。この塩生しおなすの祭まつりは、地元青年団じもとせいねんだんなどふるさと塩生しおなすを大切たいせつにする人ひとたちによって守まもり伝つたえられています。