「よはかり」は、新見市哲西町大野部にいみしてっせいちょうおおのべで行おこなわれる豊作ほうさくを占うらなう行事ぎょうじです。この行事ぎょうじがいつの時代じだいから始はじまったかはわかっていませんが、昔むかしから毎年まいとし旧暦きゅうれき３月がつ３日にち高野たかのの三穂明神社みほみょうじんじゃの春祭はるまつりと一緒いっしょに行おこなわれています。行事ぎょうじの内容ないようは、前年ぜんねんの春祭はるまつりに甕かめの中なかに水みずと白米はくまい一握ひとにぎりを入いれ、半紙はんしで甕かめの口くちに石いしの蓋ふたをして土つちの中なかに埋うめておき、それを翌年よくとしの祭まつりに取とり出だし、甕かめの中なかの水みずの状態じょうたいによって、その年としの豊作ほうさくを占うらなうものです。
　「世よの中なかの様子ようすを推測すいそくする」ことから「世量よはかり」の名前なまえが付つけられています。現在げんざいは、４月がつの第だい１日曜日にちようびに行おこなわれています。