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虫送り祈祷

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むしおくりきとう

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この行事ぎょうじについて

 「虫送むしおく祈祷きとう」は、いね害虫がいちゅう駆除くじょ豊作祈願ほうさくきがんわせて、疫病退散えきびょうたいさん万民快楽ばんみんかいらくをおいのりする行事ぎょうじです。市岡阿弥陀堂いちおかあみだどうの「虫送むしおく祈祷きとう」は、ほか名前なまえを「土用念仏どようねんぶつ大数珠おおじゅずまわし」といって、新見市にいみし市岡いちおか地区ちくに400ねん以上いじょうまえからつたえられていて、毎年まいとしがつだい日曜日にちようびおこなわれています。
 行事ぎょうじ内容ないようは、直径ちょっけい12~15cmセンチメートル大玉おおだまを108つないで、10メートルえる大数珠おおじゅずつくり、かねおとわせてゆっくりと大数珠おおじゅずめることなくまわして、「南無阿弥陀仏なむあみだぶつ」ととなつづけます。行事ぎょうじわったあと、地区ちくひとたちは青竹あおたけさきって祈祷札きとうふだはさんで水田すいでん川下かわしもけててます。このことが、害虫がいちゅう下流かりゅうはら意味いみがあるため「虫送むしおくり」とばれるようになったといわれています。

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