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楯築遺跡

関係かんけいする市町しまち:倉敷市

たてつきいせき

関係かんけいのある情報じょうほう

【場所】倉敷市矢部【年代】弥生時代
【指定年月日】昭和56年12月9日【所有】鯉喰神社

この史跡しせきについて

 倉敷市の北東、岡山市との境付近に広がる王墓山丘陵おうぼやまきゅうりょう北端ほくたん楯築神社たてつきじんじゃ境内けいだいを中心とする弥生時代後期やよいじだいこうき墳丘墓ふんきゅうぼです。
 自然地形を利用しつちをして整えられた墳丘ふんきゅう規模きぼは、現在知られている弥生時代やよいじだい墳丘墓ふんきゅうぼとしては最大級です。円丘部えんきゅうぶは直径約50m、 高さ5m。北東ほくとう側と南西なんせい側に突出とっしゅつした部分がありましたが、工事によってこわされてしまいました。墳丘ふんきゅうのてっぺんには5個の巨大な石が立っており、墳丘ふんきゅう斜面しゃめんには円礫帯えんれきたいがめぐっています。
 岡山大学考古学研究室おかやまだいがくこうこがくけんきゅうしつ発掘はっくつ調査をした結果、しゅめられたひつぎとそれを納めた木製の部屋の痕跡こんせきが発見され、鉄剣てっけんと大量のガラス小玉、土製どせい勾玉まがたまなどもみつかりました。弥生時代やよいじだいから古墳時代こふんじだいへかけての社会の変化を研究する上で全国的にも重要な遺跡いせきのひとつです。

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