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亀山焼窯址

関係かんけいする市町しまち:倉敷市

かめやまやきかまあと

関係かんけいのある情報じょうほう

【場所】倉敷市玉島八島【年代】鎌倉時代~室町時代
【指定年月日】昭和45年3月20日【所有】神前神社

この史跡しせきについて

 亀山焼かめやまやき須恵器すえきによく似た土器どきです。その色は普通灰色ふつうはいいろで、 かめつぼの表面に格子目こうしめ文様もんようがついているのが特徴とくちょうです。玉島八島たましまやしまから玉島陶たましますえにかけての丘陵一帯きゅうりょういったいを中心にして鎌倉時代かまくらじだいのはじめごろからさかんにかれ、この地域にはかまあと点在てんざいしています。
 亀山焼かめやまやきは、日常生活に利用された土器どきで、 玉島たましま海運かいうんめぐまれた場所であることから瀬戸内せとうち一帯いったいを中心に広い範囲はんい流通りゅうつうしていました。有名な広島県ひろしまけん草戸千軒遺跡くさとせんげんいせきからも大量に発見されています。
 しかし、このものはやがて備前焼びぜんやき圧倒あっとうされるようになり、 室町時代むろまちじだいにはかまの火もえてしまいました。
 指定していされている窯跡かまあと神前神社かんざきじんじゃ境内けいだいにあります。すでにかまそのものは地下にうまっていますが、このかまかれたもの破片はへんがたくさんらばっているのを今でも見ることができます。

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