流域キッズ

野崎家旧宅・旧野崎家住宅

関係かんけいする市町しまち:倉敷市

のざきけきゅうたく・きゅうのざきけじゅうたく

関係かんけいのある情報じょうほう

【場所】倉敷市児島味野【年代】江戸時代
【指定年月日】昭和52年4月8日(県)平成18年12月19日(国)【所有】(財)竜王会館

この史跡しせきについて

 江戸時代後半えどじだいこうはん児島半島こじまはんとうの南側を中心に広大こうだい塩田開発えんでんかいはつを行い、「塩田王えんでんおう」となった野崎武左衛門のざきぶざえもん(1789~1864)の居宅きょたくです。低い丘陵きゅうりょうを背景に長屋門ながやもん御成門おなりもんが置かれ、その奥には南北につらなる広大こうだい敷地しきちがあります。
 中央に表書院おもてしょいん主屋おもやを置き、その北側には内蔵うらぐら大蔵おおくら書類蔵しょるいくら道具蔵どうぐくら岡蔵おかくら夜具蔵やぐくらならんでいます。
 桁行けたゆき約26mの堂々としたかまえの長屋門ながやもんを入ると、踏石ふみいしを伝って主屋おもや表書院おもてしょいんみちびかれます。表書院おもてしょいん南東なんとう面に縁座敷えんざしきめぐらされ、品がありゆったりとした内部空間を形づくっており、その前面には3とう茶室ちゃしつのほか、 奇石きせき巨石きょせきを組み、松やツツジ、こけたくみにはいした美しい枯山水かれさんすい庭園ていえんが広がっています。
 武左衛門ぶざえもん精神せいしん反映はんえいされた建築群けんちくぐん旧状きゅうじょうがよく保存されており、庭園ていえん塩業資料えんぎょうしりょう展示てんじなどをふくめて広く一般いっぱんに公開されています。

無断むだん画像等がぞうなど複製ふくせい転載てんさい加工かこうすることをきんじます。