洞松寺は曹洞宗そうとうしゅうの大きな禅寺ぜんでらで、室町むろまち時代初めに喜山きさん性讃しょうさんというお坊ぼうさんが開きました。猿掛城さるかけじょう主庄氏しゅしょうしや毛利氏もうりしの帰依きえをうけ、最盛期さいせいきには備中国びっちゅうこくを中心ちゅうしんに、１２００の末寺まつじを従えるような大きなお寺として栄さかえました。現在の境内けいだいには町内最大規模きぼの本堂ほんどうをはじめ、山門さんもん・庫裏くり、坐禅堂ざぜんどう、鐘楼しょうろうなどが今に伝わっています。