きゅうおおはらけじゅうたく
関係のある情報
【場所】倉敷市中央1丁目【時代】江戸時代
【指定年月日】昭和46年3月11日【所有】株式会社三楽【見学】見学可(※予約すれば内部見学可)
この建造物について
倉敷は、江戸初期以来、幕府が直接治めていました。倉敷川を利用して経済力が高まり、江戸後期には「新禄」と呼ばれる新しい勢力が力を持ち、それまでの「古禄」と呼ばれる勢力に代わって次第に富を蓄え、社会的地位を確立してきました。
こうした新禄層の屋敷のうち、旧大原家住宅と大橋家住宅は、当時の面影を最も残している町屋として国の重要文化財に指定されています。どちらも18世紀末における倉敷町屋の代表的な形式を示しています。
旧大原家住宅は、寛政7(1795)年に主屋が建てられ、その後座敷部分が増築され、その先には広い庭が続いています。また、主屋の後ろには蔵が建ち並び、 防火の役目も果たしています。蔵の壁は『なまこ壁』で仕上げており、倉敷の町並みの景観の特徴となっています。
※無断で画像等の複製・転載・加工することを禁じます。