広兼家ひろかねけは、ベンガラの原料げんりょうとなるローハの製造せいぞうで財ざいを成なしました。広兼邸ひろかねていは、江戸末期えどまっきに建たてられた楼門ろうもんづくりで、城郭じょうかくにも劣おとらない堂々どうどうたる石垣いしがきは、今いまもそのままに当時とうじの富豪ふごうぶりをたたえています。