旧片山家住宅 附家相図
関係する市町:高梁市
きゅうかたやまけじゅうたく つけたりかそうず
関係のある情報
【場所】高梁市成羽町吹屋【時代】江戸時代
【指定年月日】平成18年12月19日【所有】高梁市【見学】見学可
この建造物について
旧片山家住宅は、重要伝統的建造物群保存地区である吹屋の中町に位置しています。吹屋は銅とベンガラで栄えた町で、特に町並みはベンガラ商人によって、石見の大工を呼び寄せて、計画的に造られたと考えられています。
旧片山家住宅は宝暦9(1759)年に創業し、それ以来200 年余りにわたって、ベンガラの製造と販売を手がけた老舗です。「近世ベンガラ商家の典型」として評価され、国の重要文化財に指定されています。
通りに面した主屋は、弁柄格子、海鼠壁・虫籠窓といった伝統的な意匠で仕上げられています。また屋根には近隣で焼かれた塩田瓦と呼ばれる赤い瓦が使われており、屋根は江戸時代後期から明治時代後期にかけて、家業の隆盛に伴って増築を繰り返した結果、階段のように棟の高さが変化しています。
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