倉敷市立磯崎眠亀記念館
関係する市町:倉敷市
くらしきしりついそざきみんききねんかん
関係のある情報
【場所】倉敷市茶屋町【時代】明治時代
【指定年月日】平成12年10月18日【所有】倉敷市教育委員会【見学】見学可
この建造物について
非常に精巧な花莚「錦莞莚」の発明で知られる磯崎眠亀(1834~1908)の住宅兼作業場として、明治7(1874)年に建築されたものです。保存・修理を経て昭和63(1988)年に「倉敷市立磯崎眠亀記念館」として開館されました。
基本的には、通り土間を持つ町屋ですが、いろいろなところで、発明家らしい眠亀のアイデアが見られます。
最大の特徴は、建物の昇り降り用に、階段でなくスロープを配置した点にあります。これにより、物資を素早く、楽に運び入れたり出したりすることができます。また、土間の吹き抜け部分には滑車が作られ、ここから物資を出し入れすることもできるように工夫されています。他にも、玄関の戸にはひし形の桟が入り、回転と横滑りによって開閉する珍しい形式です。二階の窓には、外に向けて突き出す独特の雨戸がつけられています。
平成12(2000)年11月6日、国の文化財登録原簿に登録され、登録有形文化財になりました。
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