明治めいじ期きの貴族きぞく院いん議員ぎいん・野崎のざき武吉郎ぶきちろう(１８４８～１９２５)が、塩田えんでん王と呼よばれた祖父そふ・武左衛門ぶざえもん(１７８９～１８６４)のために建たてたオベリスク型がたの記念きねん碑ひです。約やく８ｍ四方の基壇きだんの上に上下２組の台座ざを設置せっちし、その上に長さ約１２ｍの塔とうを立ち上げたもので、児島こじま沖おきの六口島産さんの花崗かこう岩がんを使用しようしています。
　日本でも珍めずらしい古代こだいエジプト趣味しゅみの建造物けんぞうぶつで、フランス留学りゅうがく経験けいけんのある土木技師ぎし・山田寅吉とらきちが設計せっけいしました。県けん指定史跡していしせき「野崎家旧宅きゅうたく」の南西約４００ｍに位置いちする約１０００平方メートルの小庭園ていえん内にあります。