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臍帯寺石幢および石塔婆

関係かんけいする市町しまち高梁市たかはしし

ほそおじせきどうおよびせきとうば

関係かんけいのある情報じょうほう

【場所】高梁市有漢町上有漢【時代】鎌倉時代
【指定年月日】昭和36年3月23日【所有】臍帯寺【見学】見学可

この建造物けんぞうぶつについて

 高梁市有漢町に六面石幢ろくめんせきどうと呼ばれる六角形の柱の形をした石造物があります。全国にいくつか類例がありますが、この六面石幢には造った年代が掘り込んであり、造られた時代がわかることに大きな意義はあります。造られたのは、「嘉元4(1306)年」で、今から約710 年前で、全国の六面石幢の中では、最古級のものとなります。また加工をした石工の名前も同時に彫り込んであり、石工は「井野いの行恒ゆきつね」という人物です。この人物は、高梁市備中町に残る「笠神の文字岩」を刻んだ人物と同一人物と考えられており、この時代に活躍した人物であることがわかります。また有漢町内には、行恒によると思われる石造物が多く残されており、六面石幢の近くにある「石塔婆せきとうば」もその一つだと考えられています。

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