「神島こうのしま天神てんじん祭まつり」は、神島こうのしまの７地区ちくの千歳楽せんだいろくが、「島の天神しまのじんじゃ」という神社じんじゃに集まる賑にぎやかな秋祭あきまつりです。
　７つの地区ちくとは、神東しんとう・中村なかむら・汁方しるかた・福浦ふくうら・高こう・寺間てらま・見崎みさきです。現在げんざいでは９月がつの第だい３日曜日にちようびに行おこなわれています。もともと神島こうのしまは離島りとうで、千歳楽せんだいろくは船ふねを使つかって海うみから天神社てんじんじゃに集あつまっていました。その後ご、笠岡湾かさおかわん干拓かんたくによって本土ほんどと陸続りくつづきになり、船ふねが使つかえなくなった地区ちくでは、車を使った陸送りくそうへと変化へんかしました。しかし、いくつかの地区ちくでは、船ふねによる「お渡わたり」をひきついで復活ふっかつさせています。全部ぜんぶの地区ちくの千歳楽せんだいろくが天神社てんじんじゃにそろった時ときに行おこなわれる「総担そうかつぎ」も見みどころの一つです。