頂部ちょうぶ８０mの三輪みわ山やま山頂部さんちょうぶに立地りっちする古墳こふん時代じだい前期ぜんきの前方後円墳ぜんぽうこうえんふんです。後円部こうえんぶに比くらべ前方部ぜんぽうぶが低ひくくて長ながいことから、古ふるい様相ようそうをもつものといえます。後円部こうえんぶの頂部ちょうぶには大おおきな穴あなが開あいており、埋葬施設まいそうしせつはすでに盗堀とうくつされているものと思おもわれます。墳丘ふんきゅうの斜面しゃめんを覆おおった葺石ふきいしは前方部側ぜんぽうぶがわによく残のこっており、埴輪はにわの破片はへんも採集さいしゅうされています。この古墳こふんの南側みなみがわには、屋根上やねじょうに円墳えんぷんを挟はさんで全長ぜんちょう７０mになる前方後円墳ぜんぽうこうえんふんの三笠山みかさやま古墳こふんがあります。宮山みややま天望てんぼう古墳こふんと同様どうように、古ふるい様相ようそうをもった古墳こふん時代じだい前期ぜんきの古墳こふんです。これらの古墳こふんは、宮山みややま墳丘墓ふんきゅうぼと同一どういつ丘陵上きゅうりょうじょうにありますが、弥生やよい時代じだいの墳丘墓ふんきゅうぼとは隔かくされた場所ばしょに造つくられています。なお、宮山みややまには、遊歩道ゆうほどうが整備せいびされており、弥生やよい～古墳こふん時代じだいの墳墓ふんぼを見みながら、自然しぜん散策さんさくも楽たのしめます。