うしがみいせき
関係のある情報
【場所】井原市野上町堂西字牛神【年代】平安~鎌倉時代
【指定年月日】平成6年7月11日【所有】両山寺
この史跡について
石を積み上げて築かれた低い基壇の上にある7基の塚状の石積みと、少し離れたところにある1基の塚状の石積みから構成されています。
これらの8基には石室が設けられていて、そのうち4基に甕が残っています。このうち三つの甕は亀山焼であることから、平安時代末期から鎌倉時代初頭の遺跡であると考えられます。
この遺跡には、甕以外の出土品がないため、墳墓、経塚などであると考えられますが、断定はできません。野上町にあるこの遺跡近くには、頂見寺という山岳寺院があり、牛神遺跡はこの頂見寺の奥院にあたる西端に位置しており、霊地とみなされていた可能性が高いと考えられます。
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