下津井共同井戸群
関係する市町:倉敷市
しもついきょうどういどぐん
関係のある情報
【場所】倉敷市下津井【年代】江戸時代以降
【指定年月日】昭和45年3月20日【所有】倉敷市
この史跡について
下津井は児島半島南端の古い港町です。江戸時代の間、商港・漁港として、また金毘羅往来の発着港として栄えました。その町並みにはいくつもの井戸が点在し、なかには複数の家で使用する共同井戸も見られます。杓井戸・寺井戸・鶴井戸・亀井戸がそれです。
これらの共同井戸では井戸ごとに使う家がきまっており、使用する家が井戸を厳しく管理していました。江戸時代以降、下津井に暮らす人々は、これらの井戸から飲み水をくんでいました。また、井戸の水を港へ立ち寄る船にあげたり、酒造りに使用したりしました。
人々の生活を長い間にわたって支えてきたこの共同井戸群は、かつての下津井の繁栄を今に伝える記念碑ということができるでしょう。
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