ようごうのまつ
不洗あらわずの観音寺かんのんじ境内けいだいにある黒松で、今から約200年前に義雲ぎうん和尚おしょうが移植したものと伝えられ、地上から1.8mのところで十あまりに枝分かれし、その枝張りの周囲は60mにも及びます。 影向ようごうとは仏・菩薩ぼさつがその身をこの世に現すことをいい、現世で苦しんでいる全ての者を救い、悟りへ導くため出現することを意味しています。「影向の松」という名も、この松が枝を多くのばし、まるで母親が両手を広げて子どもたちを抱えるような姿に由来するといわれます。
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