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阿知の藤

関係かんけいする市町しまち:倉敷市

あちのふじ

関係かんけいのある情報じょうほう

【場所】倉敷市本町
【時代】樹齢300~500年
【指定年月日】昭和31年4月1日
【所有】阿智神社
【見学】可  【見学時期】5月上旬

この天然記念物てんねんきねんぶつについて

 阿知の藤は、美観びかん地区ちくの北にある鶴形山つるがたやまの頂上近くにある藤の木で、阿智あち神社じんじゃ本殿ほんでん裏手うらてにあり、推定すいてい年齢ねんれいは300年とも500年ともいわれています。
 幹廻りみきまわりが約1.5m、根元の周囲は約2.2mで、同種どうしゅの藤としては日本一の大きな樹といわれています。
 この藤は、アケボノフジと呼ばれる品種ひんしゅで、毎年五月上旬じょうじゅんになると藤棚ふじだな全面ぜんめんあわ紅色べにいろの花をかせます。
 先年老衰ろうすいのためか、衰えおとろえが見られ、花も少なくなりはじめたため、活性剤かっせいざいや有機肥料を与えるなどさまざまな処置が施ほどこされました。これらの延命策により回復しつつあります。
 さらに、つぎ木などによる二世育成にも力が注がれています。

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