この天然記念物について
本湿原は、面積が2.0haあり、湿原内には湿生植物が広く自生しています。海抜550mに位置し、旧哲多町と岡山県環境保健部自然保護課が昭和58(1983)年に2回にわたって調査した結果、「鯉ヶ窪湿生植物群落」に比べると湿原全体の華やかさは少ないものの、植生の視点からは鯉ヶ窪よりも湿原的要素を強く持つ湿原と理解されました。
湿生植物は、上流側において良く発達し、下流側に至るにつれて沼沢性が強くなっており、全体としては変化に富んだ植生をしています。調査の結果、107種が確認されています。
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