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草間の間歇冷泉

関係かんけいする市町しまち:新見市

くさまのかんけつれいせん

関係かんけいのある情報じょうほう

【場所】新見市草間
【時代】不明
【指定年月日】昭和5年8月25日
【所有】新見市
【見学】可  【見学時期】通年
【見学時の注意】
小川を渡る必要があるため,長靴の着用が望ましい

この天然記念物てんねんきねんぶつについて

 草間くさま間歇かんけつ冷泉れいせんは、高梁川の支流、佐伏川さぶしがわの岸にある直径約50cmの穴から噴き出る間歇泉かんけつせんです。流水面から約3mの高さから噴き出ます。以前は約8mの高さにありましたが、昭和47(1972)年の豪雨ごううにより真上の山がくずれて川床が埋まり、現在は岩壁がんぺきの山のふもとに位置します。
 古くから地元では潮の満ち干と関連があるとし、「潮滝しおたき」と呼んできました。間歇かんけつ周期は5~6時間、1日に4回、約50分間にわたり冷たい水が流れ出ています。地下の石灰洞に水がまり、一定量を超えるとサイフォンの原理で地下水が間歇かんけつ的(一定の時間ごとに)に噴出ふんしゅつします。季節により降水量が異なるため間歇かんけつ周期も変化します。カルスト地帯での間歇かんけつ冷泉れいせんは全国でも貴重です。

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