この天然記念物について
アッケシソウは、海岸の入江などにできる塩湿地に生育するヒユ科の塩性植物です。日本では、北海道や瀬戸内海沿岸の一部でしか分布していないため、環境省により絶滅危惧種に指定されています。浅口市では、平成15年末に寄島干拓地で初めて群生地が発見されました。本州で唯一自生するアッケシソウを保護するために、天然記念物に指定しています。アッケシソウは、9月に小さな白い花が咲き、10月中旬に美しい真紅色に紅葉します。現在は、「浅口市寄島町アッケシソウを守る会」によって、ヨシ等の草刈りによる保護活動が行なわれています。
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