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エヒメアヤメ自生地

関係かんけいする市町しまち:笠岡市

えひめあやめのじせいち

関係かんけいのある情報じょうほう

【場所】笠岡市吉田
【時代】ー
【指定年月日】昭和31年11月1日
【所有】稲田山神社
【見学】可  【見学時期】通年

この天然記念物てんねんきねんぶつについて

 エヒメアヤメは、アヤメ科アヤメぞくぞくし、正式な名前をタレユエソウともいう可憐かれんな植物です。低い山に生える多年草で、春になると紫色むらさきいろの花をつけます。花期は短く、一週間ぐらいで花がれます。
 草丈くさたけは10~30cmと可愛かわいらしく、明治30年に愛媛県で確認されたためにこの名がつきました。その後、西日本の各地で自生地じせいちが発見され、現在げんざいでは、愛媛県・広島県・山口県・佐賀県・宮崎県の自生地じせいちが国指定天然記念物となっています。
 市内では、かつては吉田のほかにも自生じせいしていた場所があったそうですが、今ではその多くは確認できなくなっています。現在げんざい確認かくにんされている範囲はんいでは、当地域とうちいきが日本で最も東の自生地じせいち、すなわち、世界においても東限地帯ということになるため、学術的がくじゅつてきに見ても貴重きちょう自生地じせいちといえます。

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