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大飛島の砂洲

関係かんけいする市町しまち:笠岡市

おおひしまのさす

関係かんけいのある情報じょうほう

【場所】笠岡市大飛島字洲ノ南の海岸
【時代】ー
【指定年月日】昭和43年6月15日
【所有】ー
【見学】可  【見学時期】通年

この天然記念物てんねんきねんぶつについて

 瀬戸内海のなかほどに位置する大飛島おおひしまにある、沖に向かってき出したような形の細長い砂浜すなはまで、学術的にはこれを砂嘴さしといいますが、地元では「砂州さす」と言い習わされています。
 この砂嘴さしは、大飛島の東北端、字「洲ノ南すのみなみ」の砂浜から、対岸の小飛島こびしまの方向に向かって細長く突出とっしゅつしています。かつては長さ300m、はば20~30mとも言われており、潮が満ちればかくれ、潮がれば長大ちょうだい姿すがたあらわして、不思議な光景を見せていました。その姿は、島の沿岸を流れる潮流ちょうりゅう絶妙ぜつみょうなバランスによって自然に形成された、まさに自然の神秘しんぴといえます。
 昭和の初期頃しょきごろまでは中央が高く盛り上がり、長大な姿を見せていた砂嘴さしも、隣接りんせつする大浦港を整備せいびしたことによる潮流ちょうりゅうの変化や海砂採取うみすなさいしゅ影響えいきょうから、次第に衰退すいたいしています。

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