御獄山みたけさんの北側のふもと県道寄島笠岡線の南側に、大島おおしまなかの竹田たけた稲荷いなり神社じんじゃがあり、社殿しゃでんのすぐ横に、１本の大きなアベマキが立っています。幹の周囲しゅうい３.５ｍ、根元の周囲しゅうい４.８ｍ、高さ２１ｍ、推定すいてい樹齢じゅれい約３００年です。
　竹田稲荷たけだいなり神社じんじゃは、大島中の竹田たけだ・土生はぶ地区の土地を守る神様で、元和３（１６１７）年渡辺与四郎わたなべよしろうが後月郡木之子しつきぐんきのこ村むら（現井原市木之子町）から当地へ来て、木之子村才崎さいざきの城中にあった稲荷いなり神社じんじゃを屋敷やしき裏うらのマキの木の下へ守護しゅご神しんとして祀まつったのがはじめとされています。