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雨笠の松

関係かんけいする市町しまち:倉敷市

あまがさのまつ

関係かんけいのある情報じょうほう

【場所】倉敷市玉島黒崎
【時代】樹齢約200年
【指定年月日】昭和46年4月16日
【所有】本性院
【見学】可  【見学時期】通年

この天然記念物てんねんきねんぶつについて

 雨笠の松は、玉島たましま黒崎くろさき沙美さみ海岸かいがん近く、本性院ほんじょういん境内けいだいにある松で樹齢じゅれいは約200年と考えられています。幹廻り2.7m、根本周囲3.6m、樹高5.5mで、枝張りは東西南北とも約16mにわたり、その周囲しゅういは50mにも達します。
安永あんえい年間ねんかん(18世紀)本性院ほんしょういんの第14世真寛上人が近くの山から移植いしょくしたと伝えられ、第17世実亮上人のとき、先端せんたんを止めて笠の形に整え、それ以来中央が盛り上がり円くなったとされます。
「雨笠の松」という名は、嘉永かえい元年(1848) にこの地を訪れた備前びぜん儒学者じゅがくしゃ雲岳が名づけたといわれており、こう譲館じょうかん坂田警軒さかたけいけんは「団葉巧みに笠を模す。」とみました。
 その他にも、三島中州みしまちゅうしゅう(リンク要)、井上円了いのうええんりょう等の賛が寺に残されています。

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